学名・ラベル

自分の覚書も兼ねて、学名やラベルについての記事です。

うちで管理する植物にはほぼラベルをさしてあります。

サボテン・多肉植物のショップなどで買うときもラベルはかなり気にするほうで、ラベルには結構しっかり情報が書き込まれてる方が好ましいと感じます。

特に小苗なんかは札落ちすると育て上げるまで種類も顔もわからずということがあります。

まぁ、そういった札落ちの物をどう育つのかワクワク想像しながら育てるのもそれはそれで楽しいのですが、やはり管理するにはラベルはあるにこしたことはないですね。

 


これは普段うちで作っているラベルですが、主に学名と和名(または学名のカタカナ読み・呼び名など)を表記しています。

  Agave(属)、parrasana(種小名)、f.(formaの略)、marginata(マージナタ、マルギナタ – 外斑の意味)

  頼光錦(和名)

っとなっています。

 


こちらは王妃雷神錦の黄中斑のラベルです。

王妃雷神は日本で作出・命名されていて(※国際栽培植物命名規約にのっとった命名かは不明)海外でもこの名前ですので OUHI RAIJIN という園芸品種名になります。

園芸品種名の場合、以前は cv.( cultivarの略)をつけ Agave potatorum cv.  OUHI RAIJIN と表記されていたようでうが、現在は cv. は使わずに Agave potatorum ‘ OUHI RAIJIN ’ と表記するようです。(現在、個人的にはこれは Agave potatorum ではなく Agave isthmensis だと思ってますが。

  Agave(属)、potatorum(種小名)‘ OUHI RAIJIN ’(園芸品種名)、mediopicta(メディオピクタ – 中斑) aura(オーレア – 黄色)

  王妃雷神錦 黄中斑(和名)

っとなっています。

 


文字がイタリック(斜体:Abcd…)の部分とそうでない部分(Abcd…)がありますが、これは正式なルールという訳ではないようですが、英文を連ねたときに学名部分(ラテン語部分)がわかりやすいようにイタリックにするという出版側のルールのようです。

学名部分にアンダーラインを引く場合もあるようですが、日本人にはあまり馴染みのない困惑かと思います。

また、学名はラテン語またはラテン語化したしたもの(ラテン語化するには細かいルールもあるようですが)で表記され、園芸品種名にはラテン語は使えません。

 例 1

  Agave americana f. variegata ‘ Cornelius ’ (アガベ属 アメリカーナ 斑入り 園芸品種 ‘ コーネリアス ’

  Agave titanota ‘ Black & Blue ’(アガベ属 ティタノタ 園芸品種 ‘ ブラック & ブルー ’

  Agave utahensis var. eborispina(アガベ属 ユタエンシス 変種 エボリスピナ

 

 例 2 亜種・変種などが複数存在する場合など。

  Agave parryi ssp. parryi(アガベ属 パリー 亜種 パリー )(※ 基本種パリー)

    ※ ssp.(亜種)の後に種小名が重なる場合、基本種ということになる。

  Agave parryi var. truncata(アガベ属 パリー 変種 トランカータ ) 

  Agave parryi ssp. neomexicana(アガベ属 パリー 亜種 ネオメキシカーナ )

  Agave parryi var. couesii (アガベ属 パリー 変種 コーエシー )

 


[ 学名の中でよく使う表記 ]

   (略式で書く場合は必ず最後に 「 . 」ピリオドを打つのを忘れずに。)

 

 ssp. (subspecies)    亜種   - 形質が多少違う。分布域が重ならず、遺伝的に隔離されている。

 var. (v. / variety)  変種   - 形質が多少違う。分布域が重なり、遺伝子交流が可能な距離で個体群が分かれている。

 f.  (forma)       品種   - 同じ個体群だが色変わりなどが存在している。

 sp.  (species)    種名不明 - 種名は分からないが、属までは判明している。

 


[ 上記以外に目にする表記など ]

 

 cv.  (cultivar)    栽培品種 - 園芸品種。2004年の国際栽培植物命名規約で使用不可に。現在は[‘ ’]or[’ ’]で囲む。

 aff.    (affinity)      未同定種 - 既に発表されている種によく似た特徴があり関連性がありそうだが、種名が未決定のもの。

 spp.  (species)     種名不明 - sp.の複数形。まず使わない。

 subvar. (subvariety)  亜変種  - まず使わない。

 subf. (subforma)     亜品種  - まず使わない。

 syn.(synonym)     同物異名 - その植物の別の名、正名でないもの。

 homonym      異物同名 - 別の分類群で同じ名がついたもの。

 sp.  nova         新種

 var.  nova        新変種

 f. nova          新品種

 


[ 学名に使われる斑(ふ)や色にまつわる表記など ]

 

 variegata             斑入り       - 斑入り全般に使われる。

 marginata       外斑 / 覆輪斑 - 葉の縁に斑が入る場合に使われる。

 mediopicta         中斑        - 葉の中央に斑が入る場合に使われる。

 striata        縞斑 / 縞   - 縞状の斑が入る場合、または縞模様などの特徴を持つ場合に使われる。

 alba albo       白色       - 白色の斑や白花、他に白の特徴を持つ場合に使われる事が多い。

 aurea          黄色       - 黄色の斑や、黄色の特徴を持つ場合に使われる事が多い。

 rubra           赤色       - 赤刺や紅葉など、赤色の特徴を持つ場合に使われる事が多い。

 


記載に間違いなどあるかもしれませんがご参考までに。

また何かあれば編集・追記していきます。

 

 

 

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